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住宅ローンとリフォームローンそれぞれのメリット・デメリット

2019.03.08

住宅ローンのメリット

住宅ローンのメリットは、何といっても借入限度額の上限が高く金利が低いという点です。

ですから、中古住宅の購入時にどのようなリフォームやリノベーションをするか、

いくらの費用が必要か決まっているのであれば、住宅ローンでリフォーム費用も借りた方がお得です。

特に大掛かりなリノベーションを行うと金額が大きくなるため、少しの金利の差が大きな金額の差になります。

返済期間も長く必要になるため、住宅ローンを利用できると費用負担が大幅に抑えられます。

しかも、住宅ローンを利用すれば、リフォーム費用も住宅ローン減税の対象になるため、節税効果も高いといえます。

住宅ローンのデメリット

住宅ローンの最大のデメリットは、借りるための条件が厳しく、

借りようと思っても審査に落ちてしまうことがあるという点です。

また、リフォーム単独では借りられないことがほとんどで、とりあえず物件だけ購入しておいて、

リフォームやリノベーションの計画はじっくり考えようと思っている場合には利用できません。

しかし、住宅ローンが残っている状態で、他の金融機関で住宅ローンを借り換え、

その際にリフォームの費用も入れるということは可能です。

ただし、リフォームは1度きりでなく、何回にも分けて発生するため、

住宅購入時のリフォームやリノベーションの場合でないと利用できない点はデメリットといってよいでしょう。

リフォームローンのメリット

リフォームローンは担保型か無担保型かでメリットが異なります。

少額のリフォームローンに多い無担保型のメリットを挙げると、

「担保が要らないこと」「手続きが簡単なこと」「審査に通りやすいこと」などが挙げられます。

一方、住宅ローンと同じように担保を設定するメリットは、「無担保型よりも金利が安くなること」

「借りられる上限金額が高くなること」「返済期間の設定を長くできること」などが挙げられます。

部屋の壁紙を貼り換える程度のリフォームであれば、費用も少ないため短期間で返済できますが、

壁や床を取り払って大掛かりなリノベーションをする場合は、

費用が1000万円以上かかることもあるため、なかなか短期での返済は難しいといえます。

そのような場合でも、担保を設定することによって、

金利を抑え、返済期間を長く設定できるという点はメリットといってよいでしょう。

リフォームローンのデメリット

リフォームローンのデメリットとしては、

無担保型の場合、借りられる金額が小さく、返済期限が短いという点が挙げられます。

担保が必要ないというだけで、金利が2倍前後違ってくるため、金額が大きくなると利子の負担が大きくなります。

返済期間も長くて10年~15年程度のため、最大の500万円を借りてしまうと

毎月の負担額は担保型で借りるときよりもかなり大きくなります。

担保型のデメリットは、借入が500万円以上の場合に限られている点と、審査に1週間ほどかかるという点です。

もちろん、借入金額が大きいほど、少しの金利差が大きな違いになるため、

低い金利で大きい金額を借りられる点はメリットにもなるのですが、返済期間を30年前後まで延ばすと、

その間にいくつもリフォームの必要な個所が出てきて、

ローンの本数が増えて毎月の約定返済が二重、三重になってしまう可能性も出てきます。

担保型ローンを選んで、返済期間を延ばした場合の返済計画の立てにくさもデメリットの1つといえるでしょう。

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