周りによいと勧められたなどの理由で、
自宅の壁を漆喰壁にしようと考えている人もいるかと思います。
しかし、実際にどんなメリットがあるか分からない、
特徴を知ってから検討したいなどと考えている人も少なくないでしょう。
今回は、漆喰のメリットについてご紹介します。
高い耐久性が最大のメリット！
漆喰のメリットとして第一に挙げられるのが、非常に高い耐久性という点があります。
一般的に外壁に使われる素材は、耐用年数が約40～60年程度のものが多いですが、
漆喰は何と約100年以上の耐用年数が期待できます。
漆喰は二酸化炭素を吸収し、長期間かけてじっくり硬化していくという特徴があり、
その性質が高い耐久性につながっています。
漆喰壁が使われている歴史的建造物の中には、江戸時代に建てられたものも少なくなく、
その高い耐久性の証明にもなっています。
一般住宅においても、住宅を建築して約5年後には多少のひび割れなどをしてしまう材質の壁もある中、
漆喰であればビクともしていないということがほとんどです。
湿度の調整もしてくれる優れもの！
次に漆喰のメリットとして挙げられるのが、漆喰壁には湿度の調整機能があるという点になります。
漆喰壁には細かな穴が開いており、その穴が過度な湿度を吸収してくれたり、
逆に乾燥しているときには湿気を放出するという役割をしています。
そうした特徴から、漆喰壁は呼吸する壁ともいわれ、昔から親しまれてきました。
抗菌・消臭性能も優れています！
さらに、漆喰壁は抗菌・消臭性能も優れています。
漆喰は強アルカリ性の素材で、石鹸よりもアルカリ性が高いとされています。
その特徴により、カビや細菌の発生を抑制し、
それらが原因となるシックハウス症候群を予防することができます。
また、漆喰はシックハウス症候群の原因となる化学物質類も無添加なので、
そうした点からも健康被害が心配だという人などにおすすめできます。
強アルカリ性の漆喰は人間の体臭などといった酸性のニオイを中和してくれるという特徴もあり、
消臭剤などを使わなくても日々を快適に過ごせるでしょう。
まとめ
ここに書いた以外にも漆喰のメリットはあり、
住宅の快適さを追求したいという人にはおすすめの素材といえます。
最近では日本の伝統的な素材である漆喰のよさを知って欲しいと、
ハウスメーカーのサイトなどでメリットや特徴、活用法などを紹介している所も多くあります。
漆喰のメリットや特徴を把握し、家造りなどの参考にしてみてはいかがでしょうか。