きちんとメンテナンスしながら使用すると、水回り設備は長持ちします。
それでも耐用年数を超えても使用していると、急な故障を招くおそれがあるので要注意。
まだ使えそうだと思わず、タイミング良くリフォームすることは大切です。
リフォームの時期
リフォームの時期は一概には言えませんが、水回りに関しては設備の耐用年数から判断できます。
水回り全般、10年〜20年を目安に計画性をもってリフォームを行うと、急な故障を起こしにくいと考えられます。
では、水回りリフォームのポイントを見ていきましょう。
キッチン
キッチンはメンテナンスを行い、必要に応じてリフォームの手を加えることがベスト。
特に、コンロや水栓、食洗機などに関しては、使用効率が下がったり水漏れを起こしたりする可能性もあるので、早めにメンテナンスを行いましょう。
また、キッチンは使い方によって傷み具合に幅が出ます。料理好きなら毎日3食分をつくるためにキッチンに立つでしょう。
油汚れや水垢、排水口の詰まりやすい状態になりやすいので、早い段階で水回りトラブルを起こす可能性もあります。
使用頻度が高いのなら、こまめなお掃除と、早めの設備交換を考えておきましょう。
お風呂
ユニットバスの場合にはコーキングが劣化すると水漏れトラブルにつながります。
お風呂の場合には、耐用年数を過ぎていなくてもコーキング施工することは考えておきましょう。
なお、お風呂の場合には、掃除と換気が劣化を早める原因になります。
汚れやカビが付着していると、衛生面も気になります。清潔で快適なお風呂空間を保つには換気が重要です。
トイレ
メーカー問わず、陶器製の便器を設置しているなら耐用年数も長めで、劣化しにくいと言われています。
しかし、他の部分の劣化は避けられません。
また、トイレの壁や床はアンモニア臭や尿の飛び散りによる汚れ、シミ、ニオイなどが気になります。
そのため、水回りのなかでも内装工事をメインにリフォームが望ましいです。
洗面化粧台
最近の洗面化粧台は陶器や人工大理石などの洗面ボウルで、耐久性の高い材質を使用したものも多く、水回りのなかでも比較的、リフォームの手がかからない場所になっています。
ですが、水栓によっては経年劣化により水漏れがしやすくなるリスクもありますし、壁や床は水滴の跡や歯磨き粉の汚れなどが目立つように。
こちらもトイレリフォーム同様に、内装工事をメインに考えておきましょう。
おわりに
水回りは耐用年数だけで考えるのではなく、汚れやニオイなども考慮し、快適な水回りを維持しましょう。