新築住宅の建築ではさまざまな工事があり、それぞれの工程により施工する大工さんも変わります。
木造2階建ての新築工事の工事期間は約3ヶ月程度~約6ヶ月程度が一般的ですが、そのうち内装工事の期間は約1ヶ月程度~約2ヶ月程度かかり、内装だけでもさまざまな工事を行います。
このページでは新築内装工事の内容と工事期間についてご紹介します。
新築住宅の内装工事の期間
新築住宅では地盤工事、基礎工事の後、大工さんにより骨組みや下地を作る工事が行われます。
構造部分が完了したら内装工事を行います。
内装工事ではクロスや床のほか、電気関係や水回りの設備などの設置工事を行い、だいたい期間は1ヶ月程度~2ヶ月程度かかります。
新築内装工事の内容
新築の内装工事は以下のような工程で行います。
クロス貼り・壁材の施工
断熱材を壁内部に入れ、石膏ボードの接続部の処理をした後、クロス(壁紙)を貼ります。
塗り壁の場合は左官職人により塗り壁の施工を行います。
床材貼り
床の構造用合板の上にフローリング材を張ります。
床暖房を導入する場合はこのタイミングで床暖房の設置を行います。
玄関などタイル張りの部分はタイル職人や内装業者が施工します。
造作工事・建具設置
クロスやフローリングの工事と同時に棚や押入れ、階段、ドアといった造作工事を行います。
建具は既製品であれば大工さんが取り付けますが、オリジナルの建具や造作家具は建具屋さんや造作大工さんが行います。
電気工事
電気工事士による電気工事を行い、電柱から電線を引いて電気を使えるようにします。
スイッチやコンセントの設置や照明器具、エアコンなどの設置も行われます。
配電盤を設置し、電気を使えるようにします。
水回り設備の設置
水回りの設備を設置します。
キッチン、ユニットバス、洗面台、トイレなどの設備を設置します。
新築工事は工程表で管理している
住宅の建築ではさまざまな業者が出入りします。
そのため、職人や各業者が予定通りに工事を進めていくことができるよう、工程表を作成して工事全体の工程や進捗を管理します。
工程表を見ると新築工事の流れやそれぞれの作業期間が分かるようになっています。
新築工事はだいたいの流れを把握しておくと安心
新築工事はいつ何が行われているのか不安に思うこともあるでしょう。
また、工事の進捗状況が気になることもあるかもしれません。
大体の工事の流れを知っておくと、今どんな作業を行っているのか分かりやすくなり、安心です。
流れを大体掴んだうえで、スケジュールや現在の進捗を知りたい場合は施工業者に気軽に聞いてみてくださいね。