新築を注文住宅で建てるケースが増えていますが、その際に和室を設けるべきかが問題になります。
以前は標準仕様で和室も設けられていましたが、新築に不要だという声も耳にします。
デメリットを見れば、それを解決できる方法も見えてきます。
新築の内装に和室は必要なのか不要なのかを考えてみましょう。
新築に和室
新築一戸建ては室内の香りも生活臭がなく、よい香りがします。
内装のひとつに和室を設えるだけで、い草の香りを漂わせることができます。
和室には畳が敷かれますが、い草は自然素材ならではの香りでリラクゼーション効果が期待されます。
また、内装にい草・障子・襖を用いるなら、
その自然素材には調湿効果があるので、通年、快適な室内空間を維持できます。
また、新築のお披露目会も行うなら、来客もあるでしょう。
ゲストルームとした使い勝手もあります。
どうしてもリビングで長居はできないでしょうから、
リビングサイドに四畳半でも和室を設けるだけでゲストルームとして使えるでしょう。
洋間で四畳半は使い勝手も悪いでしょうが、和室の利点は狭くとも居心地が良い造りにあります。
怪我をしづらい
内装工事でキッチン、リビングを広くつくる新築一戸建て住宅も少なくありません。
しかし、フローリングはクッション性もなく、滑りやすく、転んで怪我をすることもあります。
和室には畳が敷かれるので、転ぶことが多いお子さんや高齢の家族も安心できます。
ちなみに、リビングサイドに施すのが良い理由は、障子で仕切りができるからです。
間取りを大幅にリフォームせずに済むこともメリットです。
もちろん、それだけにメンテナンスが必要になります。
畳や障子、襖などの張替えも必要です。
しかし、安全性のためだと思えば済む話し、洋間であれ、フローリングならコーティングをしたり、
壁紙の張替えも必要になりますから、同じことです。
家具が合わない
和のイメージがあるため、新築で洋風となる外観、
洋風となるリビングやキッチンの内装に合わないのではないかと心配になります。
しかし、デザイン性が最近のウリです。
洋風の新築一戸建てにも提案されているのは、ヘリなしのデザイン畳、カラフルな障子紙などです。
収納する襖も襖紙はオシャレな色柄が用意されています。
純和室としないことにより、洋風のインテリアとも違和感なく空間をマッチさせることができます。
もちろん、和となる日本家屋とする新築なら、内装もマッチさせられるでしょう。