一戸建てを新築して生活を始めると、何かと荷物も増え手狭になりがちです。
快適な生活を送るためには、最低どのくらいの坪数が理想なのでしょうか。
今回は「一戸建て住宅を新築するときの、平均坪数と理想の坪数について」考えてみました。
一戸建ての平均建坪は「35坪弱」
まず、現状の平均建坪について確認してみました。
住宅金融支援機構が提供している「フラット35」の融資を使用した注文住宅の平均になりますので、
土地付き注文住宅を購入する一般的なサラリーマンなどの世帯を中心とした値ともいえます。
35坪弱で建てられるのは、2階建て住宅だと下記のような4LDK~のイメージになります。
・リビングダイニング(10~13畳)
・キッチン(5畳程度)
・子供部屋(6畳程度)×2
・夫婦の寝室(7~8畳)
・客間(6畳程度)
・バスルーム、トイレ
・各種収納
坪数は最低どのくらいほしいもの?
駐車スペースなどを確保しようとすると、
テレビなどで取り上げられる「狭小住宅」のような住宅を建てざるを得ない状況になることも珍しくありません。
しかし、一昔前の建築方法と比較し、現在は空間を活かす設計の住宅や、
収納をあらかじめ従来のデットスペースに埋め込み、居住スペースを確保することができるようになりました。
そのため、単純に坪数だけで理想の部屋を語ることはできません。
あくまでも目安として、2階建て住宅に一般的な通路や階段、
バストイレを設置したうえで、備え付け収納(壁面)などをなるべくおさえた部屋の間取りを想定してみました。
夫婦二人世帯:22坪
・リビング/ダイニングキッチン:12畳
・夫婦それぞれの部屋/書斎など:6畳×2
・客間:6畳×2
親子4人世帯:28坪
・リビング/ダイニングキッチン:12畳
・夫婦の寝室:6畳~8畳
・客間もしくは子供部屋:6畳×2
(いずれもトイレ・バスなどの設備も含む)
通路を家の真ん中に設置したり、収納を兼ね備えた家具を作る、
床下・床上収納などをうまく活用する工夫があれば、坪数は抑えめでも圧迫感の少ない住宅が建てられます。