こだわり設備も使わなければ意味がない
浴槽につかりながら楽しめるテレビや、ゴージャスなジャグジーなど、
様々な設備にもできる限りこだわりたい人は少なくないでしょう。
しかし、設備へのあこがれだけで設置を決めるのはやめましょう。
重要なのは、その設備が実生活に必要かどうかの判断です。
たしかに、お風呂場にテレビを設置することで、
お風呂に入るのがより楽しくなり、生活の充実度がアップするといったメリットはあります。
しかし、お風呂でテレビを楽しむと長風呂になりやすいため、
お風呂の順番待ちをしている家族に迷惑がかかるかもしれません。
また、家事に仕事に子育てにと、忙しさに追われてお風呂でテレビを楽しめる余裕がなくなるかもしれないのです。
設備のこだわりで失敗しないためには、そういったライフスタイルの変化を予測して、実用性を判断することが重要です。
また、レトロでナチュラルなあたたかみをくれる薪ストーブや暖炉も人気ですが、
設置するにあたっては、将来的な劣化のリスクや安全性などに気を配らなければいけません。
設置費用も高額になりやすいため、後悔しないようにメリットとデメリットを予測してからの決断をおすすめします。
注文住宅のこだわり成功ポイントとは?
注文住宅を建てるなら、できるだけ自分の理想をかなえたいと思うのは自然なことでしょう。
しかし、イメージだけで間取りや構造、設備などを決めてしまうと、
後になって「こんなはずではなかったのに」と後悔してしまうかもしれません。
こだわりの注文住宅を成功させるためには事前の「情報収集」が重要なのです。
理想をイメージだけで完結させるのではなく、できるなら、理想に近い住宅を実際に見学しましょう。
住宅会社や設計事務所のなかには、竣工済みの物件の内部を見学させてくれるところもあります。
実際に足を運んでみると思わぬ発見があるかもしれないので、機会があればぜひ見学に参加しましょう。
また、注文住宅を建てた人の体験談を聞くのも参考になります。
実際にこだわりを実現して満足した人と後悔した人の意見はリアリティがあるため、
できる限りたくさんの人の体験談を知りたいところです。
成功例を知れば安心してこだわりを反映しやすくなりますし、
失敗例からは、こだわりを実現するうえでの注意点を知ることができます。
注文住宅のこだわりはほどほどに!
注文住宅を建てるときには、あこがれや理想のイメージだけで突き進んではいけません。
自分のこだわりは実現可能か、また、こだわりを実現することで後悔しないかどうかなど、
現実的な目線を持つことが重要なのです。
注文住宅を建てた人の体験談をたくさん読み、住宅会社や設計事務所への相談を重ねて、
理想を現実化するための地道な努力を重ねましょう。
また、住宅会社や設計事務所が主催する展示会などには積極的に参加し、
注文住宅を建ててからの暮らしを具体的にイメージすることも重要といえます。